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土木デザイン-ひと・まち・自然をつなぐ仕事 [単行本]Ω

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商品情報

  • 目次

    はじめに

    【1部 土木の造形――地域の物語をつむぐトータルデザイン】   
    【Chapter 1 都市のメガインフラのデザイン戦略  /佐々木葉】
    case01 高速神奈川7号横浜北線――メガインフラからひとへの橋渡し
    Q.01 高速道路は地域の景観にどれだけ貢献できる?
    ・首都高デザインにおけるチャレンジの伝統
    ・構造物デザインの定石―「小さく」「おさめる」「見えの形」
    ・だれの目線からか、を考える
    Q.02 どうすれば巨大インフラは地域に受け入れられる?
    ・まずは組織内にアクションプログラムを
    ・身近な媒体や仮設物は絶好のインターフェース
    ・迷惑施設を一緒につくる
    ・調和の実現のためのデザイン
    Q.03 長期プロジェクトにはどんなマネジメントが有効?
    ・強いコンセプトとトータルデザイン
    ・プロセスをマネジメントすることでデザインはマネジメントされる
    ・模型による見える化
    ・デザインがコストを下げる
    ・プロジェクトを真に成功させるためのデザイン戦略

    【Chapter2 市民目線の歩道橋デザイン  /丹羽信弘】
    case02 桜小橋――新しいスタンダードとしてのデザイン
    case03 鶴牧西公園歩道橋――日常的な風景としての逸品
    case04 はまみらいウォーク――都市に挿入されたチューブ
    case05 川崎ミューザデッキ――再開発を牽引するディテール
    Q.04 地域のポテンシャルを引き出す受発注とは?
    ・時代ごとに変わる受注形態
    ・競争入札からプロポーザルへ。そして設計競技(コンペ)へ
    Q.05 プランナーやエンジニアはデザインとどう向き合っている?
    ・議論はフラットな関係で
    ・厳しい制約条件から解き明かす
    ・事業者・設計者・施工者が一体となって現地でトライ
    Q.06 こだわるべきディテールは?
    ・心地よく、軽やかに:構造やディテールは自由
    ・もっともひとに近い高欄
    ・橋面空間を決定づけるシェルター
    ・橋梁景観を左右する排水設備
    ・見た目を整えることは大事
    Q.07 “渡りたくなる”歩道橋をつくるには?
    ・生活者目線で考える
    ・「デザイン」に向き合う

    【Chapter 3 身近で小さな土木のデザイン  /星野裕司】
    case06 グランモール公園再整備――世界とつながるディテール
    case07 ふらっとスクエア――コミュニティを育む隣人公園
    case08 トコトコダンダン――積層する時間のデザイン
    Q.08 小さな土木だからできることって?
    ・当たり前の日常になる
    ・場のメンテナンスで自分ごとにする
    ・平凡でさりげない「日常」のデザイン
    Q.09 どうしたらひとに寄りそう土木構造物がつくれる?
    ・身体性は時間にも宿る
    ・行為に含まれる多様性を発掘する
    ・挑戦を通して他者に寄り添う
    Q.10 土木によって表現できる“まちの履歴”とは?
    ・見えないネットワークを可視化する
    ・時間の蓄積やリズムを体験に変える
    ・土地の暮らしを物語として記録する
    ・小さな手がかりから豊かな物語へ

    【2部 都市の戦略――まちの未来を託すシンボル空間のデザイン】    
    【Chapter 4 生存戦略としての公共空間デザイン  /末祐介】
    case09 女川駅前シンボル空間――復興と生活を調和させた公民連携デザイン
    Q.11 選ばれるまちになるための公共整備とは?
    ・デザインを通じてまちの魅力を高める
    ・このまちで生きていく覚悟をもつ地域住民とつくる
    ・「自分がここをつくった」と皆が思えるプロセス
    ・市民・行政・事業者・専門家が一つのチームに
    ・最安ではなく、最大の効果を生むデザインを
    Q.12 専門家チームに求められる三つの力とは?
    ・協働して可能性を模索する柔軟さ
    ・地域の想いや願いを形にする統合力
    ・前提条件を問い直すマススケールの調整力
    ・職能を超えたコラボレーションを諦めない
    Q.13 ひととひとをつなぐ空間デザインって?
    ・デザインはコミュニケーションツール
    ・関係者一人ひとりがイメージを共有する
    ・自分ごとのプロセスがつくる生き生きとした場

    【Chapter 5 水辺空間デザインによる都市再生  /二井昭佳】
    case10 太田川基町護岸――水の都ひろしまの顔となるデザイン
    case11 津和野川河川景観整備――回遊性を高める連句的デザイン
    Q.14 まちづくりとして川づくりを考えるには?
    ・都市の原形を知る:水との関係こそ、まちの原点
    ・“縁” が都市の魅力を高める
    ・まちの空間を川に引き込む
    ・将来の滞留空間を埋め込む
    ・都市軸を受け止め、場をつくる
    ・堤内地と堤外地の境をぼかす
    ・川を取り込み、まちの骨格を編む
    Q.15 水辺にまちの舞台をつくるには?
    ・水辺は日本における都市の広場
    ・先人たちの都市の使いこなしに学ぶ
    ・自然とひと、ひととひとを結ぶ“ 縁側” のデザイン
    ・未来への布石をデザインで打つ
    Q.16 市民が川を使いこなすための仕掛けとは?
    ・所有感が場所への愛着を育む
    ・水辺のコモンズに向けた仕掛けづくり
    Q.17 空間の発想力はどうやって磨きをかける?
    ・“ひと”を深く洞察してデザインを発想する
    ・優れた実践活動が未来を担う次世代を育てる
    ・境界を越えるデザインを目指す

    【3部 自然との共存――川と暮らしをつなぐ時間のデザイン】    
    【Chapter 6 ひととの関係を回復する河川デザイン  /山田裕貴】
    case12 和泉川/東山の水辺・関ヶ原の水辺――川とまちをつなぐアースデザイン
    case13 伊賀川――川の働きでつくる生き生きとしたまちの余白
    case14 糸貫川清流平和公園の水辺――川のポテンシャルを引き出すエンジニアリング
    Q.18 定規断面で川は豊かになるのか?
    ・安全は当たり前、日常の豊かさを考える
    ・定規断面は一つの目安、多様な形の可能性を探る
    ・身体感覚で捉え、コンターラインで図面を描く
    Q.19 治水だけじゃない、地域価値を高める川づくりとは?
    ・まちと川の境目をつくらない
    ・護岸を外して公園から川へと誘い出す
    ・現代技術に埋もれていない子どもは川で遊ぶ
    ・河川整備とまちづくりと環境保全を同じチームで考える

    【Chapter 7 災害復旧とまちづくりを両立する実践手法  /福島秀哉】
    Case15 川内川激甚災害対策特別緊急事業――激特事業における大胆かつ丁寧なプランニング
    case16 津和野川・名賀川河川災害復旧助成事業名賀川工区――災害対策と地域景観創出の両立
    case17 山国川床上浸水対策特別緊急事業――ルールづくりによる10kmのトータルデザイン
    Q.20 災害復旧・復興事業でまちづくりは可能か?
    ・復旧・復興のスピードに合わせる
    ・最初の意思決定を支えるネットワーク
    ・ピンチをチャンスに変える体制づくり
    Q.21 多自然川づくりアドバイザー制度を活かすには?
    ・ガイドラインとアドバイザー制度を理解する
    ・災害の現場で、良い川をつくる勇気をもつ
    ・アドバイザーを現場で育てる
    Q.22 地域の将来を見据えて河川をデザインするには?
    ・河川の時間を知る
    ・構造令や基準の背景を理解する
    ・事業を超えて地域と関わりながら計画する
    Q.23 災害復旧・復興事業の未来のかたちとは?
    ・地域のまちづくりと流域スケールをつなぐ
    ・次世代の災害復旧・復興のあり方を考える
    〈コラム〉多自然川づくりアドバイザー制度の経緯

    【4部 土木デザインのすすめ】  
    1 触れられる土木で地域を再発見する
    目に触れる、ということ/デザインという対話の契機/地域の物語を再発見する/自由度を高める仕組み
    2 まちの顔となる、生き生きとした舞台をつくる
    デザインでまちを救う/まちの履歴を読み解き、肝となる場所を探す/場所・ひと・ことを土木デザインでつなぎ、まちの顔をつくる/羅針盤となる、まちの将来像を描く 
    3 自然と暮らしの関係を結びなおす
    二項対立を乗り越える思考/川とまちをつなぐ技術と制度/新しい風景を生むビジョンとプラットフォーム
    4 土木デザインの一歩を踏み出すために
    景観への配慮から土木デザインへ/小さな納得と共感から始める/土木デザインは土木の仕事そのもの

    おわりに
    土木学会デザイン賞受賞作品一覧
  • 出版社からのコメント

    公園、街路、水辺、高速道路、都市再生、復興まちづくり、災害復旧。住民によりそい、まちの将来を描く土木デザイン現場の実践知
  • 内容紹介

    公園、街路、水辺、高速道路から、都市再生、復興まちづくり、災害復旧まで。暮らしのインフラを支える土木の仕事が地域に与える影響は大きい。小さな納得と共感を通して住民によりそい、まちの100年後を描く土木デザインのあり方とは?23の問いから、現場の事業者、エンジニアやデザイナー、施工者たちの実践知を紐解く。

    図書館選書
    公園、街路、水辺、高速道路から、都市再生、復興まちづくり、災害復旧まで。小さな納得と共感を通して住民によりそい、まちの将来を描く土木デザインとは? 23の問いで紐解くエンジニアやデザイナー、施工者らの実践知
  • 著者について

    福井 恒明 (フクイ ツネアキ)
    1970 年生まれ。法政大学デザイン工学部都市環境デザイン学科教授。博士(工学)。清水建設、東京大学、国土交通省国土技術政策総合研究所、法政大学准教授などを経て現職。産学官で一貫して景観とデザインに関する研究・実践に従事。土木学会景観・デザイン委員会にてデザイン賞選考小委員会幹事(2001-08)、デザイン賞検討WG 主査(2012-)を務める。主な編著書に『景観デザイン規範事例集』(国土交通省、2008)、『ようこそドボク学科へ!』(学芸出版社、2015)『、景観用語事典 増補改訂第二版』(彰国社、2021)。最近は文化的景観の保存とインフラ整備を両立させるための実践や研究に取り組む。

    佐々木 葉 (ササキ ヨウ)
    1961 年生まれ。早稲田大学創造理工学部社会環境工学科教授。NPO郡上八幡水の学校副理事長。博士(工学)。土木学会景観・デザイン委員会にて委員長(2021-)、デザイン賞選考委員会選考委員(2004-2005)、選考委員長(2016-2018)などを務める。デザイン賞受賞作品に世界文化遺産との調和―東海北陸自動車道、恵那市駅前広場・バスシェルター、天竜峡大橋。編著書に『ようこそドボク学科へ!』(学芸出版社、2015)、『ゼロから学ぶ土木の基本.景観とデザイン』(オーム社、2015)など。日常の豊かさを支える風景のデザインが永らくの関心事。

    丹羽 信弘 (ニワ ノブヒロ)
    1963 年生まれ。中央復建コンサルタンツ株式会社構造系部門技師長。京都大学非常勤講師。技術士(建設部門・総合技術監理部門)。土木学会デザイン賞選考委員(2018-2020)などを務める。京都嵐山で渡月橋を見て育ち、橋の設計がやりたいと土木の道へ。これまで200 以上の橋や高架橋の計画・設計を行う。土木学会田中賞を東京ゲートブリッジ、小名浜マリンブリッジ、西船場ジャンクションの設計で受賞。共著書に『土木の仕事ガイドブック』(学芸出版社、2021)。自称:愛橋家(Bridge Lover)としても「橋を見上げよう!」と活動中。

    星野 裕司 (ホシノ ユウジ)
    1971 年生まれ。熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター准教授。東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。専門は景観デザイン。株式会社アプル総合計画事務所、熊本大学工学部助手を経て現職。社会基盤施設のデザインを中心に様々な地域づくりの研究・実践活動を行う。専門は景観工学・土木デザイン。主な著書に『自然災害と土木- デザイン』(農文協、2022)、共著書に『まちを再生する公共デザイン』(学芸出版社、2019)、『ようこそドボク学科へ!』(学芸出版社、2015)など。主な受賞に、土木学会論文賞、グッドデザイン・ベスト100サステナブル・デザイン賞、土木学会デザイン賞優秀賞、都市景観大賞など。

    末 祐介 (スエ ユウスケ)
    1974 年生まれ。中央復建コンサルタンツ株式会社社会インフラマネジメントセンターチーフプランナー。京都大学大学院地域環境科学専攻修了。修士(農学)。1999 年中央復建コンサルタンツ株式会社に入社後、地域計画室、中華人民共和国無錫市駐在、常州市駐在を経て2011 年より東北支社にて宮城県女川町の復興まちづくりに携わる。2013 年度から2020 年度まで、女川町復興まちづくりコーディネーターとして事業調整や住民参加の仕組みづくり、デザインマネジメントに従事。2016 年に合同会社モノコトビトを設立、2019 年より女川みらい創造株式会社取締役を兼任し、コンサルタントとしての立場だけでなく、まちづくりの当事者として、地域の再生に取り組む。共著書に『まちを再生する公共デザイン』(学芸出版社、2019)。

    二井 昭佳 (ニイ アキヨシ)
    1975 年生まれ。国士舘大学理工学部まちづくり学系教授。東京工業大学大学院社会工学専攻修士課程修了。博士(工学)。アジア航測株式会社で橋梁設計に関わった後、東京大学大学院社会基盤学専攻博士課程修了。専門は土木デザイン、景観防災論。主なプロジェクトに、太田川大橋(土木学会田中賞・土木学会デザイン賞最優秀賞)や西仲橋(土木学会デザイン賞優秀賞)、桜小橋(土木学会デザイン賞優秀賞)、大槌町吉里吉里地区復興まちづくり(岩手県大槌町)や道の駅「伊豆・月ヶ瀬」など。共著書に『まちを再生する公共デザイン』(学芸出版社、2019)、『鉄道高架橋デザイン(建設図書、2022)など。近年は防災と地域の魅力づくりの両立に関心をもち、研究と実践に取り組んでいる。

    山田 裕貴 (ヤマダ ユウキ)
    1984 年生まれ。株式会社Tetor(テトー)代表取締役。株式会社風景工房共同代表(増山晃太と共同)。熊本大学大学院修士課程修了、東京大学大学院博士課程修了。博士(工学)。法政大学、国士舘大学、東京大学非常勤講師。専門は景観デザイン、土木デザイン。主な受賞に、土木学会デザイン賞、グッドデザイン賞など。主な作品として、ナギテラス(岡山県奈義町)、九段坂公園(東京都千代田区)、神楽坂の街路灯(東京都新宿区)などがある。共著書に『ようこそドボク学科へ!』(学芸出版社、2015)。

    福島 秀哉 (フクシマ ヒデヤ)
    1981 年生まれ。株式会社上條・福島都市設計事務所共同主宰。東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学専攻客員連携研究員。博士(工学)。小野寺康都市設計事務所、(独)土木研究所寒地土木研究所、東京大学大学院工学系研究科助教などを経て現職。東日本大震災復興事業など地域再生に向けたインフラ・公共空間デザインに関する研究と実践に従事。専門は景観工学・土木デザイン。主な受賞に前田記念工学振興財団山田一宇賞、地域安全学会年間優秀論文賞、グッドデザイン賞、土木学会デザイン賞奨励賞、都市景観大賞特別賞など。主な編著書に『まちを再生する公共デザイン』(学芸出版社、2019)など。


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